GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
筋力トレーニングマシン [プレフィット・ヒップアブダクション・GX-330]
部門/分類
商品デザイン部門 - 高齢者・ハンディキャプト関連商品
受賞企業
オージー技研株式会社 (岡山県)
受賞番号
05A11010
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

高齢者を対象とした様々な研究により、定期的な筋力トレーニングは筋量と基礎代謝を高め、転倒防止のほか、身体の代謝機能の維持により肥満や、糖尿病予防にも繋がると期待されている。本機はこうした背景から、高齢者の転倒予防、介護予防、自立促進を支援する目的で開発され、特に中殿筋を強化し、歩行時のふらつきの改善を図る高齢者向け筋力トレーニング機器である。

デザイナー

オージー技研株式会社 開発部 デザイン課 田代修二

開始日
2005年8月27日
価格

1,200,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

高齢者にとって従来のトレーニングマシンの持つ重厚感や威圧感はトレーニングに対する不安を抱く要因のひとつであった。本商品は、柔和な造形やフレンドリーなカラーリング、高齢者に対する最適な寸法やウエイト設定、機器へのアプローチ性や操作性、安全性に重点を置いたデザインの創出を目指した。

デザインのポイント
1.角パイプと丸パイプを組合わせたフレームにし、全体的に柔和なイメージを演出した。
2.フレームのボリュームを最小限に抑えた、軽快で威圧感の無い構成とした。
3.ウエイトスタック部を使用者の視界内に配置、ウエイトの動きが見え、実感溢れるトレーニングを実現した。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

マシンによるトレーニングは殆どの高齢者に経験が無い為、運動によりどういった身体機能が改善・維持できるのかといった解説や、具体的な運動方法に関する説明をわかりやすく大きな文字でウエイトスタック部前面に表示し、トレーニングに対する理解を深めてもらう配慮を行った。また、下肢アームは乗り降りの妨げにならないよう、最も開いた状態で一時的に固定することにより、乗り降りの為のスペースを確保した。さらに、背凭れ角度調節やアーム開閉のロック解除レバーは使用者が座ったまま操作可能な位置とし、裏面へ凹みを設け、指を掛かりやすくするなど、高齢者にも操作しやすい形状とした。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

身体との擦れなどから痛み易いシートのクッションは、容易に交換可能な構造とした。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

フレームに関しては、必要な強度を確保しながら移乗性や、移乗後のポジショニング、ウエイト設定など、使用者の操作を妨げないコンパクトなフレーム構成を提案した。

審査委員の評価

トレーニングマシーンの威圧感がなく、カラーリングも親しみ易い。高齢者の筋力向上トレーニング機器の普及、新しいライフスタイルを提案していると感じた。 また、使用者が美しく見える効果がある。

担当審査委員| 森山 明子   大月 ヒロ子   平野 湟太郎   福田 哲夫  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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