GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
昇降式フローティングブッキー撮影台 [EBT-3000A]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
株式会社東芝 (東京都)
東芝メディカルシステムズ株式会社 (栃木県)
受賞番号
05A10056
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

X線を用いた撮影に使用される。一般撮影には主に胸・腹部撮影、骨撮影の2種類があり、CTやMRIなどに比べて撮影時間も短く、救急時などに全体像をすばやく知る必要がある時にも、非常に有効な検査である。ブッキー撮影台は広範囲な部位の撮影が可能なため広く使用されている。本装置は、従来のフィルムによる撮影だけでなく高画質の平面検出器を用いた撮影にも対応。天板部はフローティング方式により軽快な動きを実現。ポジショニングのしやすい撮影台である。

プロデューサー

東芝メディカルシステムズ株式会社 X線事業部 事業部長 木村 達

ディレクター

株式会社東芝 デザインセンター 参事 石本尚嗣

デザイナー

株式会社東芝 デザインセンター 主務 荻原 進

開始日
2005年2月14日
問い合せ先

株式会社東芝 デザインセンター
Email: koji6.sato@toshiba.co.jp

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

医用機器の開発では、操作者(医師・技師)のための機能や画質が優先され、患者への配慮は見過ごされがちである。今回、「操作者」と「患者」の双方にやさしい装置の実現を目指し開発を行った。「操作者」には、医療現場のニーズや使われ方の把握に基づいた操作性の改善でスループットを向上し、「患者」にはあたりの柔らかい親しみやすいデザインによって精神的負担を和らげ、快適な検査環境の実現を目指した。

デザインのポイント
1.天板周囲は丸みのある形状により安全性を確保。
2.検出器の移動もワンタッチで行え、ロック機構もそなえて安全面に配慮。
3.小型の天板上のグリップコントローラにより操作する位置に柔軟に対応。安全面にも配慮したデザイン。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

天板部のスムーズな動きによりポジショニングが容易。また低床化により高齢者、小児、身体に障害のある患者まで安心して乗り降り可能。撮影をサポートする豊富なオプション類が用意され用途に応じて選択可能。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

長期使用を想定し、使い易さを維持できるよう高い操作性を追求し、部品の信頼性と耐久性を高めた。デジタルからフィルムまで多様なシステムに組み合わせることができるので、将来デジタル化へのグレードアップにも対応可能。X線を遮断するため使用が認められている鉛だが、環境問題に配慮し、使用量を必要最小限に削減。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

患者の視点で装置をとらえ、こころ和むやさしいデザインを提案。また操作者へは、病院調査から操作状況や必要とされる情報を分析、操作性を高めたグリップコントローラを提案。従来機種からイメージを一新した親しみやすく、使い易い装置を実現した。

審査委員の評価

従来からのブッキー撮影台の進化版。昇降機能の向上や撮影機能の向上に加えて、技師の視点から見た使いやすさの向上、そして、患者への心的、ヒューマンスペック的な配慮など、細やかな部分を向上させた新スタンダードであると見ている。

担当審査委員| 村田 智明   奥山 清行   河原林 桂一郎   渡辺 誠  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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