GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
マイクロメータ [ラチェットシンブルマイクロメータ シリーズ M317-25, M327-25, M317-50, M327-50]
部門/分類
商品デザイン部門 - 作業工具、産業機械、搬送機器・車両/試験機器
受賞企業
株式会社ミツトヨ (神奈川県)
受賞番号
05A08016
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

マイクロメータは、機械加工部品等の測定に用いられ、加工現場や受入検査など幅広い測定フィールドで使用されている測定器です。加工現場やラインサイドでの測定では、一般的に片方の手でワークを保持し、もう片方の手でマイクロメータを操作して測定を行うため、正確な測定結果を得るには熟練が必要となります。本商品は、新機構の定圧装置「ラチェットシンブル」を搭載することにより、測定の初心者でも熟練者同様に片手操作での安定した高精度測定を可能とする画期的なマイクロメータです。

プロデューサー

株式会社ミツトヨ 取締役 渡辺 昭

ディレクター

株式会社ミツトヨ 川崎研究開発センタ 商品開発部 工業デザイングループ グループマネージャ 大谷 茂

デザイナー

株式会社ミツトヨ 川崎研究開発センタ 商品開発部 工業デザイングループ

詳細情報

http://www.mitutoyo.co.jp/jpn

開始日
2005年7月21日
価格

7,580 ~ 12,500円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

マイクロメータは、モノ作りを測定分野から支えてきた「測定工具の原点」とも言える測定器です。開発にあたっては、「モノ作りの原点」を見据えて、従来の方法に拘らない多くの新しいアイデアを盛り込んだ「世界トップレベルのマイクロメータ商品化」を目指しました。「プロはもちろん、初心者にも使いやすい」合理性と美しさを追及したデザインとすることで、多くのユーザに長く愛着をもってご使用頂ける事を願っております。

デザインのポイント
1.機能を魅力的に表現:合理性と美しさの追及
2.細部処理にも細心の注意を払い完成度を高めた
3.新しさ、信頼性、品位感を演出する色彩構成を採用
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

1.ラチェットシンブル(定圧装置)の使いやすさ向上のためシンブル部・スピーダ部のどちらでもラチェット操作を可能としている。これにより全測定範囲でシンブル部での定圧測定と、スピーダ部ラチェット使用時の早送りができ、違和感のない操作性を実現。2.クランプレバーの提案:確実な操作性とクランピング効果の提供。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

1.スピンドルねじ部の総焼入れ研摩&測定面の超硬合金チップにより長期に渡る耐久性を確保。2.シンプルな部品構造であり、簡単に分解掃除、部品交換ができるため長期間の使用が可能。3.定圧装置は部品メンテナンスも特別なテクニックを必要としない簡単機構を採用。4.廃棄の際も部品の分解や分別が容易に可能(樹脂部品には材質識別マーク表示)。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

デザインイメージの発想、モックアップと3Dデータによる造形の検証、モニタリング等のデザイン創作過程を通じてデザイナー、技術・販売担当者と5年に及ぶ検討と提案を重ねた。デザイナーが先導するこうした綿密な打ち合わせが各部門間の信頼と目的意識をひとつにしている。本機種のデザイン開発に限らずミツトヨの種々の製品開発においてデザインの果たす役割と責任が明確化している。世界のユーザー様より、「ミツトヨのデザインが良くなった」との評価を得ている。これはそうした姿勢の進化とGマーク制度の果たす役割のおかげであると思われる。

審査委員の評価

新定圧装置「ラチェットシンブル」を搭載する事により測定の初心者でも熟練者同様に片手操作での安定した高精度測定を可能としている。計測器としての信頼感と精密性を手になじむ形状と控えめながら存在感のある色彩でバランス良くまとめられている。年を経て良くなっていく「日本の精密機器」というものを体現している。

担当審査委員| 山村 真一   久保 雅義   肥田 不二夫   平田 喜大  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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