GOOD DESIGN AWARD

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2005

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
SUV [アウトランダー]
部門/分類
商品デザイン部門 - 乗用車および関連商品
受賞企業
三菱自動車工業株式会社 (東京都)
受賞番号
05A07050
受賞概要
2005年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新型「OUTLANDER(アウトランダー)」は、三菱自動車の新世代SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)です。これからの時代SUVとして、「Sport=走りの質・快適さ・安全性」と「Utility=使うための機能・利便性」を見つめ直し、真にお客様の求める走行性能と使いやすさの実現を目指しました。「爽快かつ安定感のあるクルージング性能・ロードコンディションを選ばないしっかりとした頼もしい走り」の実現を主たる開発目標とすると共に、日常用途からドライブ、レジャーなどにも使える機能・多様途性を兼ね備えたオールラウンドパフォーマーとしています。

プロデューサー

三菱自動車工業株式会社 C-seg商品開発プロジェクト プロダクト・エグゼクティブ 栗原信一

ディレクター

三菱自動車工業株式会社 デザイン本部 本部長 仲西昭徳

デザイナー

三菱自動車工業株式会社 デザイン本部

詳細情報

http://outlander.jp/

開始日
2005年10月17日
価格

2,300,000 ~ 2,700,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

三菱自動車が培ってきた「スポーティーDNA」、「SUV DNA」をベースに、次世代SUVに相応しい卓越した走りを予感させる、タフさとスマートさを併せ持ったスポーティーなデザインの創出を目指した。また、シンプルで飽きのこない長く付き合っていただけるデザインとする様心掛けた。新しいSUVとしてお客様の高い満足が得られる様、使い勝手の良いパッケージング、様々な機能装備を技術部門他と一体となって開発した。

デザインのポイント
1.キレの良さや緊張感を表現し、無駄な贅肉を削ぎ落として走りを期待させるアスリートイメージプロポーション
2.しなやかな基本造形に力強い構造体イメージのアクセントを配しスポーツドライビングを期待させるインテリア
3.スポーティーな走りとタフでメカニカルなイメージを両立させる、研ぎ澄まされたカラーリング
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

居住性・安全性向上のためボディを大型化しながら、バンパーの角を削ぎ落として取り回し性(実用回転半径)を向上させた。荷室周りを中心としたユーティリティーの向上に取り組んだ。例として、低床荷室、積荷の種類によって使い分けが可能なバンパーまで開閉する上下2分割式テールゲート、スイッチ一つで自動的に折り畳むことができる2列目シート、設置が容易で非使用時は荷室床下にフラットに収納できる3列目シート、積荷を滑らせる時に役立つフロアローディングレール、積荷の固定やオプション展開を考慮した荷室側面のユーティリティーバー、豊富な小物入れ等、ユーザーの使い勝手に拘った機能的な室内空間をデザインした。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

単なる目新しさを狙ったデザインではなく、スポーティーでありながら機能的である等、所有価値と使用価値のバランスに優れた、飽きの来ない長く付き合えるデザインを目指した。また、簡易な構造ではあるが収納式の3列シートを用意する等、ユーザーの家族構成やライフスタイルの変化にもフレキシブルに対応できるように配慮した。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

スポーティーなスタンスの良さを狙い、大径タイヤ(18インチ)の採用を提案した。また、デザインの初期段階から1/1プロポーションモデルを製作し、現物を前にしながら狙いとする走りのイメージとパッケージングとの整合性を検証し、早期に関連部門と問題点の共有化を図り協働して解決策を探った。荷物の積み下ろしを容易にすると同時に、アウトドアレジャー等で様々な使い方を可能にする上下2分割式テールゲートはデザイン部門から提案し実現した。4WD切り替えスイッチはSUVのアイコンとしてスポーティーな走りを期待させるべく、存在感があり操作性に優れたデザインとする事を提案した。

審査委員の評価

SUVとしての力強さ、スポーティ感が強く表現されていながらも、全体的なまとまり感のレベルが非常に高く、SUVユーザーの選択肢を広げる重要な役目を担う車である。フロントバンパーからフードやサイドにつながる面の質感はさわやかでサッパリとしており近代感がある。ホイルフレアはこの車の最も特徴的な性格である洗練された力強さを巧みに表現している。キャビンもオーソドックスではありながら、三角形のクォータピラーは力強く、SUVらしさをうまく表現している。

担当審査委員| 蓮見 孝   有元 正存   木村 徹   舘内 端  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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