GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
らくらくウェブ散策 [IT初心者や視力の弱い方にも読みやすく使いやすいブラウザー環境をオンディマンドに提供]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
日本アイ・ビー・エム株式会社 (東京都)
受賞番号
04D01015
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「らくらくウェブ散策」は、IT初心者やマウスを利用できる視力の弱い人を想定している。「らくらくウェブ散策」を提供しているウェブサイトの「らくらくウェブ散策」起動リンクをクリックすると必要なモジュールが電子認証つきでPCにダウンロードされ、自動的にインストールそして起動が行われる。起動後、読みたいところをマウスで指示するだけでその文字列が拡大表示され、読み上げも同時に行われる。また文字の色と背景色の組み合わせを色弱、弱視そして高齢者のため見やすく変更できる機能を持つ。「らくらくウェブ散策」は、お客様の特定のウェブサイト内(ドメイン)のみで利用できるサービスとして提供されている。

プロデューサー

日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 インフォメーション&インターラクション 部長 吉永 秀志

デザイナー

日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 アクセシビリティ・センター AP 担当課長 牟田 英正 日本アイ・ビー・エム株式会社 開発製造 UEデザインセンター 山崎 正孝

詳細情報

http://www.ibm.com/jp/accessibility/soft/rakuraku.html

開始日
2002年11月
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

利用面での利便性を図るため、操作感をできるだけ無くし、パソコン操作の不安・心配を極力排除しました。例えば、マウスポインターで指し示した文章を自動的に拡大表示し、同時に自然に読み上げます。また、起動毎に当該サイトにアクセスすることにより、必要なときにすべての利用者のクライアントを自動的に更新することができ、お客様のWebサイト管理の面からも手間がかからないようにデザインしました。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.画面の文字を大きくしてほしい
2.文字の色と背景色を変えたい
3.読み上げ機能を付けてほしい
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

パソコン初心者が持っているパソコン操作の不安・心配からの解放を図ること。具体的には、インストール方法、起動方法そして操作方法はできるだけ記憶する事柄が少なく、容易に分かり易くすること。  

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

高齢者、視力の弱い方、目が疲れやすい方々がホームページを快適に閲覧できるようにすること。具体的には、文字の読み上げ、拡大、背景色と文字色の変更により読みやすさ、理解度の向上を補助すること。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

システムの導入は1台のサーバーに行うだけで全クライアントPCでこのシステムを導入、更新するための準備が整う。また、デジタル署名付ActiveXオブジェクトによって、十分な安全性を確保すること。

審査委員の評価

ウェブ上におけるユニバーサルデザインの良き実践例がまだ少ない現状において、このIBMのサービスは可能性を感じる。開発の背景にある同社アクセシビリティーセンターのこれまでの地道な活動も評価できる。開発思想はストレートだが、今後ますます社会的に有用となるであろうデザイン提案である。

担当審査委員| 赤池 学   紺野 登   タナカ ノリユキ   日高 一樹   山中 俊治  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ