GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
触覚コンタクトレンズ [手掌の皮膚に装着し,触覚刺激を増幅する器具]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
国立大学法人名古屋工業大学 (愛知県)
トヨタ自動車株式会社 (愛知県)
受賞番号
04D01011
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

触覚コンタクトレンズは,身体に密着して触覚を数倍に増幅させることができる.高度で複雑なメカトロニクス技術を志向せず,手掌で表面をなぞる際に生じている力学的作用をレバー機構による簡単な物理現象を利用して増幅させることに成功した.触覚コンタクトを指などで押さえ付けて物体の表面をなぞるだけで,物体の微小な凹凸を鋭敏に,しかも素早く検出できる.自動車鋼板の面検査の改善を目的とした産学連携による研究成果であるが,今後幅広い用途が期待される.このようなハプティクス(能動触)に関する触覚テクノロジーが,ものづくりのデザインにおいて,将来たいへん大切な高付加価値を生む技術になると予想される.

プロデューサー

藤本英雄,トヨタ自動車

デザイナー

佐野明人,望山洋,武居直行,菊植亮,恒川国大

詳細情報

http://www.toyota.nitech.ac.jp/

開始日
2004年5月28日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

デザインのヒントを一見関わりのない軍手(メリヤス編)の中に見出しました.誰しも介在物である軍手により感覚が鈍ると考えがちですが,実際は素手でなぞっては分からない凹凸でも良くわかり,感覚的には大きく感じられます.触覚コンタクトレンズは,「コロンブスの卵」的な発見・創造とよく言われます.機会があれば是非一度触ってください.「百聞は一触にしかず」です.

デザインサイドに提示された要求・要望
1.革新的
2.コンペティティブ
3.高実用価値
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

高度で複雑な触覚センサ・ディスプレイを志向しない.

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

いかにも単純で美しく,その原理を聞けば聞くほどその絶妙さに驚かされるものを狙う.

デザインが技術・販売等に対して行った提案

手掌で表面をなぞる際に生じている力学的作用を簡単な物理現象を利用して増幅させると言った現象面に近い問題設定とする.

審査委員の評価

これまでのユニバーサルデザインが見逃しがちだった、ハプティック感覚を増幅するという新しい発想の技術開発提案である。人間の行為そのものを変える可能性を感じるだけでなく、ものづくりにおける触診や研摩検査など、産業的にも幅広いメリットを与える可能性を内在させている。

担当審査委員| 赤池 学   紺野 登   タナカ ノリユキ   日高 一樹   山中 俊治  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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