GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
SHH [大阪府豊中市庄内東町1-7-13]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
芦澤竜一建築設計事務所 (大阪府)
荒川知子 (大阪府)
受賞番号
04B01032
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大阪府豊中市の下町風情が色濃く残る庄内に立地する20戸(ワンルーム16戸+メゾネット4戸)が入る7階建RC造の集合住宅である。都心部に近いことから、住居だけでなく、SOHO,事務所としての利用の可能性も考慮した。住居部は従来のワンルームプランとは異なり、日本の伝統的な長屋に習い、南側に共用廊下を配置し、外土間、内土間、室を連続して配置する。各エリア間は、建具や可動パーティションで仕切り、またつなぐことが可能であり、住み手が外と内の関係を考え、プライベートエリアとパブリックエリアのゾーニングを形成していく。これまでのワンルームマンションにおける閉塞的な環境を打破し、開かれた集合住宅である。

プロデューサー

株式会社 五大 田中真幸

デザイナー

芦澤竜一建築設計事務所 芦澤竜一

詳細情報

http://www.r-a-architects.com

開始日
2003年9月1日
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

SHHでは建築が従来のワンルームマンションと同様にコミュニケーション等の可能性を断絶することなく、コミュニケーション、プライバシー、採光、通風、眺望等生活に係わる諸々のファクターについて住人達が調整していくことができる構成を持つ。ワンルームマンションにおける新たな可能性を模索した。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.事業収支が合うこと。かつ容積率を満たした建物ボリュームとすること。
2.入居者が入り続ける魅力的なプラン。一時的な流行ではなく、これから長い間アピールできるキャラクターを持つこと。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

北側には高層マンションが近接して建設され、南側は当面は低層市場という立地条件を読み取り、従来通行機能、洗濯機能以外はデッドスペースとなる廊下、バルコニーをいかに扱うか。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

自閉的になりがちなワンルームマンションの中で、住人間のコミュニティーをいかに形成するか。強制的なコミュニケーションということではなく、現代に必要な相互認識や相互関係をどのような手段で形成できるか。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

パブリックゾーンとプライベートゾーンの領域を住民が自発的に調整できる環境を建築として用意できるか。また彼らの生活におけるアクティビティーが建築の表情としていかに表出できるか。

審査委員の評価

表層部の巧みなディティールによって、従来の集合住宅のイメージを一新した。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   黒崎 輝男   塚本 由晴   吉岡 徳仁  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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