GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
国民住宅 [静岡県(ケーススタディー)]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
株式会社岩本弘光建築研究所 (東京都)
受賞番号
04B01012
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

商品化住宅の販売でなく、マスプロダクト可能な汎用木造住宅供給システムを開発した。廉価で汎用性に富み、住み手が自由に暮らせるセミオーダー型設計システムである。設計図を購入して自作する小型ヨット・オプティミストのイメージに近い。1次設計者である弊社はスケルトンとインフィルパーツデザインを供給し、2次設計者とネットワークを組織して、一般建築同様に直接消費者や施工者に応対する。このシステムは在来木造技術の発展に貢献し、里山の木材利用を推奨して国土保全や環境にも配慮する。住宅は無柱空間のSI構成にして、スケルトンによる自由な大きさ設定と豊富なインフィルパーツによる多様なライフスタイルの要求に応えている。

プロデューサー

株式会社岩本弘光建築研究所・代表取締役・岩本 弘光

ディレクター

株式会社岩本弘光建築研究所・代表取締役・岩本 弘光

デザイナー

株式会社岩本弘光建築研究所・代表取締役・岩本 弘光

開始日
2002年10月
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

建築家の職能として、安価で良質な住宅のマス供給する社会的必要性を痛感していた。いつの間にか街並みは量産住宅に侵食され、施工者の技術は衰えた。一点生産の個別デザインと量産デザインの中間に位置し、流通や生産システムを考慮した住宅供給のあり方を、建築家側から提案したい。木造架構に空間構成の根幹を据え、簡潔明瞭なデザインが多様な生活スタイルを許容する、高品質な住宅供給シズテムを目指した

デザインサイドに提示された要求・要望
1.(想定です。)廉価で堅牢かつ設計の自由度が高いシンプルデザイン。冬暖かく、夏涼しい住まい。
2.(想定です。)家族構成やライフスタイルの変更に対応して、容易にメンテナンスや増改築ができる住まい。
3.(想定です。)限られた住空間を活かした「広がり」を感じる住まい。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

建築家側から廉価で良質な汎用住宅供給システムを提案して、住み手の住宅建設手段の選択肢を拡げること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

住み手のライフスタイル変化に追従した、容易な増改築が可能なプログラムをもった建築デザイン開発の必要性に加えて、建物の長寿化がもたらすLCCO2削減への提案。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

建設技術や建築産業の健全な育成と、街の景観や国土保全など建築ストックに提言する汎用住宅デザインの社会性。

審査委員の評価

空間のフレキシビリティの追求だけでなく木材資源の有効利用に対する視点も考えられている点が評価できる。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   黒崎 輝男   塚本 由晴   吉岡 徳仁  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ