GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
デジタル マイクロメータ [クーラントプルーフマイクロメータ シリーズ MDC-25PJ, MDC-25PJT, MDC-25MJ, MDC-25MJT, MDC-50PJ, MDC-50PJT, MDC-50MJ, MDC-50MJT]
部門/分類
商品デザイン部門 - 作業工具、産業機械、搬送機器・車両/試験機器
受賞企業
株式会社ミツトヨ (神奈川県)
受賞番号
04A08042
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本商品は、主に機械加工部品の寸法測定に用いられ、加工現場での寸法測定、受入検査工程で使用されます。そのため、クーラントの飛散する環境下での信頼性と使いやすさの向上を目的に開発致しました。メカ式マイクロメータの使い勝手そのままに、防水性能(IP65)※、耐油性の向上、高精度、表示の見やすさ、低価格を追及したデジタルマイクロメータです。主な仕様は、最小表示量:0.001mm、保護等級:IP65、測定データ出力機能付きタイプと出力機能無しタイプ、定圧装置: ラチェットストップタイプとラチェットシンブルタイプがあります。※保護等級IP65は、ドイツ認定機関:テュフラインランド社のIP試験に合格。

デザインのポイント
1.思わず手に取りたくなる使いやすさと、長く使ってもらえる堅牢さにデザインの主眼をおいた。
2.クーラントの飛散する環境下にあっても確実な操作性(回転シンブル、クランプつまみ等の形状)を実現。
3.「心地よく測る」を基本コンセプトに据え、流れるような造形と強靱なボディ構造を両立させている。
プロデューサー

株式会社ミツトヨ 取締役 松宮貞行

ディレクター

株式会社ミツトヨ 川崎研究開発センタ 商品開発部 工業デザイングループ グループマネージャー 大谷 茂

デザイナー

株式会社ミツトヨ 川崎研究開発センタ 商品開発部 工業デザイングループ + 株式会社テイデザイン

詳細情報

http://www.mitutoyo.co.jp/jpn

開始日
2003年11月21日
価格

16,000 ~ 19,300円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

ミツトヨに工業デザイングループが発足して約20年。手のひらサイズのマイクロメータから大形三次元測定機まで種々のIDを手がけています。こうしたID創作を通じて個別のデザインばかりではなく、総合的デザインの重要性を強く認識するに至り、「誠実さ」、「魅力の創出」 「ミツトヨの思想(理念)」を全製品に込めた高いレベルのトータルデザイン創作を目指しております。

デザインのポイント
1.思わず手に取りたくなる使いやすさと、長く使ってもらえる堅牢さにデザインの主眼をおいた。
2.クーラントの飛散する環境下にあっても確実な操作性(回転シンブル、クランプつまみ等の形状)を実現。
3.「心地よく測る」を基本コンセプトに据え、流れるような造形と強靱なボディ構造を両立させている。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

・シンブル、ラチェット、クランプつまみ等への確実な操作性実現のための形状研究。・シリーズ化へのデザインの整合性…様々な特殊仕様(測定子形状の多様化)に際してアンバランスを感じさせない落ち着きのあるデザイン性。厳しい測定環境下にあっても使いやすさ、読み取りやすさを重視する基本に忠実なデザイン創作。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

・主要部品の剛性を向上させ、外装の樹脂部品も耐久性、耐油、耐薬品性に優れた材質(ポリアミド+ガラス繊維入り)を採用。・シンプルな部品構造であり簡単に部品交換ができるため、消耗部品を交換しながら長期間使用可能。・フレームの強度解析によって高い剛性を持たせ、長寿命化を確保。・廃棄の際も部品の分解や樹脂部品と金属部品の仕分けが容易である(樹脂部品には材質識別マークを追加)。・保管用の収納ケースには、再生可能な材質(PP)を採用(ISO 14000対応)。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

デザインイメージの発想、モックアップでの検証、3D-CADによる造形の微調整、モニタリング等のデザイン創作過程を通じてデザイナー、技術・販売担当者と一年半に及ぶ検討を重ねた。デザイナーが先導するこうした綿密な打ち合わせが各部門間の信頼と目的意識をひとつにした。今後、ミツトヨ測定機のデザイン開発に意義深い方向性を与えることができる。また、本商品は今回の申請対象の他にオーバーサイズ等を含め34種類の標準マイクロメータがある。更に、様々な特殊仕様(測定子形状の多様化)に応える専用マイクロメータがあるため、全商品を視野に入れた部品の共通化、システム化を踏まえたトータルデザインを実施した。

審査委員の評価

機械加工の現場でクーラントの飛散する厳しい環境で使う測定器として、手に収まる安価でありながら、高性能でバランスのとれた無駄のない機能美のデザインである。やや古典的ではあるが、所有感、精度感、高品質を丁寧に、上手く表現し、つくりこんでいる点を評価した。

担当審査委員| 馬場 了   金田 博   肥田 不二夫   平田 喜大  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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