GOOD DESIGN AWARD

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2004

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

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受賞対象名
折り畳み自転車 [17バイシクル]
部門/分類
商品デザイン部門 - 自転車、バイク
受賞企業
株式会社トースト (東京都)
受賞番号
04A07012
受賞概要
2004年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「どこでもついてく自転車」という発想と「新しいけどふつー」というデザインコンセプトから生まれた。電車のなかへ、自動車のトランクに、マンションの玄関に折り畳んで置く。旅行にも一緒に持ってゆく、リゾートでサイクリングを楽しむ。8インチという小径の車輪とたて折りという折り畳み方法、ホイールベース995ミリ、普通車と変わらないへダル、サドル、ハンドルレイアウトが一般自転車に遜色のない走行性能を実現した。ブレーキは前輪にキャリパー、後輪にバンド方式を採用、重量約13Kg。こんな小さなタイヤでも十分実用になる。そのうえスタイリッシュ。

プロデューサー

株式会社トースト 代表取締役 三浦 美陽児

詳細情報

http://www.17bicycle.com

開始日
2004年1月17日
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

大量生産、大量消費そしてデザインの多くも大量生産されている気がする。「できれば長く使ってもらいたい。ずうっと気に入ったものを持っていてもらいたい。」そんな気持ちでこの自転車をデザインした。子供の頃海岸で気に入った貝殻を大切に小箱に入れて隠しておいたように、この自転車もお部屋に入れて暇さえあれば手を入れてもらいたい。ものを大切にしなくなったのではなく、大切にしたいものがなかっただけかもしれない。

デザインのポイント
1.「フルサイズ&コンパクト」の実現により、走る姿も極自然になった。
2.「折り畳んでもスタイリッシュ」だから、部屋の中においてもディスプレイになる。
3.実用一点張りの自転車が多い現在の市場に、乗る楽しみ、ファッション性、趣味性を付加した。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

従来小径折り畳み自転車の多くは、折りたたみ車イコールコンパクトという概念から、各スペック(たとえばホイールベースなど)までコンパクトにしてしまう傾向があり、そのため走行性能を犠牲にしなければならないというジレンマがあった。ユーザは不自然なライディングポジションを強いられることになり、乗りづらくまた、走るスタイルもスタイリッシュとは言いがたかった。当社では{フルサイズ&コンパクト}を目標に各スペックは普通車並を確保したうえで折り畳み時のコンパクトさを実現した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

本製品の基本デザインは1993年にすでに完成されていた。当初から普遍的なデザインを追及した。以来10年の歳月がまさに、その普遍性の実証の期間となったと考える。加える必要のない、また取り除く部分もないデザインが今日、多くの人々に「かっこいい」とか「スタイリッシュだね」という評価につながっている。本製品は消耗品の交換により親から子へ受けつげるよう素材強度等に腐心している。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

デザイン性をそこなわない範囲で出来る限り生産コストを下げることを提案した。よいものを、なるべく手に入りやすい価格でユーザに提供してもらいたい。また、安全性や耐久性を犠牲にしての軽量化は避けることを強く要望した。

審査委員の評価

タイヤは小さいが、走行時の安定感がある。たたみ方のオリジナリティも認められる。また、小径車輪&折り畳みというだけでなく、フレーム構成のシンプルさ、「太・細」の明快なコントラストなど、スタイリングの完成度も高い。

担当審査委員| 平野 哲行   有元 正存   片平 秀貴   舘内 端   蓮見 孝  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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