GOOD DESIGN AWARD

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2003

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
福島県立郡山養護学校 [福島県郡山市富田町字上ノ台1-2]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
株式会社惟建築計画 (東京都)
福島県教育委員会 (福島県)
受賞番号
03B01048
受賞概要
2003年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この建物は、郡山市の北西部の住宅地に位置する肢体不自由養護学校であり、隣接している医療施設とも密接に連携している。街中の既存改築であり、設計から完成まで、障害を持つ子供たちや先生方とのワークショップを続けながら完成した。子供たちの提案にスパイラルスロ-プなどがある。上下階の視線の交流を重視し、移動空間には光庭や中庭などの外部空間を組み合わせ、場所に応じてトップライトやハイサイドライトを用いている。スペースの大きさによって段階的なグループ化を図り、連続的な空間構成になっている。

デザイナー

渡部和生/株式会社惟建築計画

渡部 和生(KAZUO WATABE)

開始日
2002年3月
価格

-

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

小・中・高一貫の肢体不自由養護学校の建築設計であり、身体特性が大きく異なりその上、障害の程度が多様であるため、各年齢、各個人に対応できるユニバーサルデザインを目指した。障害を持つ子供たちとの利用者参加型ワークショップを行い、その成果としての建築ができあがった。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.これまでの中廊下、片廊下型ではない教室群の構成により、豊かな生活・学習空間をつくること。
2.建物の性格上、保守的なデザインになりやすいので、清新なデザインにすること。
3.様々な障害者の利用に耐え、一般の方々にも利用しやすいユニバーサルデザインを求めること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

小さなグループから大きなグループに段階的かつ多様なグループ化が図られる教室群と外部空間を配置すること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

軽快な架構を用いて、光あふれる空間をつくり出し、子供たちの学習意欲を向上させ、豊かな生活空間をつくること。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

身体の不自由な子供たちの教室間移動がわくわく楽しくなるようにすること。

審査委員の評価

施設づくりやプログラムにまで建築家が子ども達や先生とのワークショップを通じて真摯に取り組み、得られた成果を建物に取り込んでいる。細やかな配慮がある空間プログラムと開放的でダイナミックな表情の実現は養護学校のありかたのみならず、学校建築のあり方としてもエポックメーキングな存在といえる。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   沖 健次   黒崎 輝男  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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