地下1階：飲食店舗、1、2階：アパレル店舗、3階：ガーデンテラスのある飲食店舗、計32店舗の商業施設。建築計画として代官山の街並みと調和するものとし、周辺建物や緑豊かな環境に配慮した建物とした。また、八幡通りと住宅街がある通りの二つの道路に挟まれた敷地の特性を生かし、敷地内に「通り抜け」を設け周辺に新たな人の流れ「回遊性」を生み出した。そして、敷地の高低差を解消しながらラウンドする緑豊かな「坂道」、敷地を斜めに貫き様々な店舗が顔を出す「パサージュ」、そして敷地中央のくびれた部分にオープンカフェがある「サンクンガーデン」を「通り抜け」に沿って適宜配置することで、施設内での回遊性をも高めた。

鹿島建設株式会社　建築設計エンジニアリング本部

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「代官山」の街を散策している人々、買い物客だけでなく、犬を連れた周辺住民、ベビーカーを押す若い夫婦、マウンテンバイクにのる若者が自然と入ってしまう、そんな建物ボリューム、そして外部空間を中心した建築計画によりヒューマンな代官山スケールをつくりだす。そして商業施設として様々なテナントが入りながらも一体感があり、かつ代官山の今を映し出すような華やかな雰囲気を出すことを意図した。